安心感の研究 by 暖淡堂
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【現代詩】「剥 落」 身に合わないものを装うことを強制された状況のイメージ 現代詩の試み
剥 落 寸法の違うものを 無理にはりあわせていた ので 耐えられない 蒸し暑い日 顎の先から落ちた汗が染み込んで 剥がれてしまう 呆然とする表面に ふと 嫌だ くるくると丸まった 裏面が 肌寒そうに 身を よじった しかし それは 脱離の 不安 決して 表面には 与えられないもの 速度を もっと速く 真空を 縦横に 前後に 古…