【現代詩】「方 形」 自ら発熱し着火し爆発するものが詰まった意識の底のイメージ 現代詩の試み

方 形 ぎっしりと詰まっていることだけが条件なのだ、それが許されるために満たしているべき条件、それ以外にはどのような状態も許されない、猫を詰めろ、あの柔らかな毛の、温かな毛の、犬を詰めろ、あの怯えた目の、尾をやたらと振る、すき間にはあの歪んだ椅子、座ることを拒絶する椅子だ、それでもまだ空間が余るのな…