北海道開拓の労働力のこと 豊沼-砂川(十一)

通学路の途中に、コンクリート製の橋があった。田んぼで利用する水を流すための灌漑溝に架けられたものだ。当時、まだ元気だった祖母から、その灌漑溝を造ったときのことをいろいろと聞かされていた。灌漑溝を造る労働力として、たくさんの政治犯や外国人が連れてこられたそうだ。そして、犠牲になった人も多いということ…