北方謙三 楊令伝<十一>傾暉の章 1130年頃の中国

北方水滸伝に続く楊令伝シリーズの第十一巻。 楊令の率いる梁山泊軍が、宿敵である童貫元帥の禁軍を破った後の物語です。 この巻で楊令の思い描く国の姿が明らかになります。 それは、一割の税と兵役だけの国。 国の警護や軍の維持は、梁山泊が行う交易から得られる利益で賄うというもの。 そのためには、利益の確実に得ら…