安心感の研究 by 暖淡堂
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【現代詩】「砂川―砂丘」 冷たい砂丘の底で身動きする黒い獣のイメージ 現代詩の試み
砂川―砂丘 視野の暗いはずれざわざわと音深く落ち ちりちりと動くもの 目を凝らす ぼやける 読める 溶ける と 予感が鳴り 滑りしめつけて (…誰か) 言葉が滑り込んで …いた… 音重なり少し遅れて聞こえる 同じように動いている身体 すぐ近く 置き去りにした船 暗く縁にたまる 視野の端に黒い染み 砂に首まで埋り怯えた目で…