安心感の研究 by 暖淡堂
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廊下に置かれたままの花束 豊沼-砂川(十五)
教室に飾る花を、同級生の何人かが時々持って行っていた。それを僕も家族に話した。それで、祖母が学校に持って行けと、家の畑から花を切って、束ねて僕に持たせた。その日、花を切っているのを待っていたため、学校に着くのが遅くなった。 教室は静かで、先生の話し声だけが聞こえていた。遅刻したのだ。僕は、普段あまり…