安心感の研究 by 暖淡堂
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【現代詩】「男鹿線」 東北を一人旅したときの旅情にのせて 現代詩の試み
男鹿線 かたん かたん と走る 列車の中に どこからか 晩秋の北国の 冷たい風 と、通路をはさんだ 向かいの座席に ぽつんと一人 制服の少女 きっと さっきまで にぎやかに おしゃべりをしていた その 一人 本を読む 一人旅の僕に その声は 遠く 聞こえていた 友達はみんな 途中でおりて 一人の少女は ゆっくりと 縮んでいる…