ファイナンス理論の扉を開きかけた不遇の数学家バシュリエの「ランダムウォーク理論」

現代ファイナンス理論は1950年代以降に確率されてきた、比較的新しい学問です。本連載は、100年分の理論の発展とポイントをまとめた新刊『ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質』のエッセンスを紹介していきますが、まず、この学問の扉はどのようにして開かれたのか?実は、半生記以上を経て再評価されたある不遇…