伊藤忠創業者が120年前に行った「驚きの福利厚生」とは

連載の第3回で触れた朝型勤務の話に戻るが、岡藤は朝早く出勤して働いた者には会社が朝食を出すことを決めた。一般に大企業の経営者は社員の朝ごはんのことまで考えることはない。だが、がんの闘病支援でも見られるように、社員の暮らしのディテールまで把握していることが岡藤の細心さとやさしさを表している。