黒沢貞次郎(9) | タイプライターに魅せられた男たち・第56回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

和文電報送達紙のタイプ打ち例文 1917年4月、黒沢は「和文スミス」の試作機2台を、大阪中央電信局に納入しました。「L. C. Smith & Bros. Typewriter No.5」の活字棒とキートップを改造した、縦書きカタカナ・タイプライターです。濁点と半濁点は、直前の文字に重ね打ちされるようになっていましたが、しかし、プラテンの…