第43書簡「眠りの血判状」

けたたましいアラーム音がする。泥の中から引き抜かれたように意識が戻って来る。 枕元で手を振り回して筐体(スマートフォン)を掴み取り、重い瞼をこじ開けて覗き見る。そろそろ動き出さなければならない時間。鉛のような身体を起こそうとして、いつものように眩暈と吐き気を覚え、不愉快になる。頭が冴えてくると共に、…