読書録 地方生活の日々と読書
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ディストピア小説を読む ユートピアとしての『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー【読書感想】
ディストピア小説として名前だけは以前から知っていた『すばらしい新世界』。19世紀生まれのイギリス人作家、オルダス・ハクスリーによるSF小説である。1932年の作である。この度、光文社古典新訳文庫で読みました。訳者は黒原敏行さん。 工業化が進んだ2540年、ついに人間が工場〈孵化・条件づけセンター〉で生産されて生…