わたしの大事なお店

私にとって「大事な店」と言えば、一件の喫茶店しか思い浮かばない。どれぐらい大事かというと、その場所を知られたくないために店名はおろかを地名さえ出さないほどである。とはいえ不思議なのは、なぜ私にとって大事なのかというところだ。 例えば亡き友人との思い出の店であるとか、妻との最初のデート以来毎年記念日を…