【一箪の食、一瓢の飲、陋巷に在り。人は其の憂いに堪えず。回やその楽しみを改めず】 Vol.132

子曰わく、賢なるかな回や、一箪(いったん)の食(し)、一瓢の飲、陋巷(ろうこう)に在(あ)り。人は其の憂いに堪えず。回やその楽しみを改めず。賢なるかな回や。(「雍也第六」11) (解説) 「孔子の評価。聡明である。顔回は。その食物はわずか、飲みものもわずか、そして貧乏な裏町暮らし。ふつうの人ならとても…