【有れども無きが若くし、実てども虚なるが若くし、犯さるるも校いず】 Vol.192

曾子曰わく、能を以て不能に問い、多を以て寡(すく)なきに問い、有れども無きが若(ごと)くし、実(み)てども虚なるが若くし、犯さるるも校(むく)いず。昔者(むかし)、吾が友 嘗(かつ)て斯(ここ)に従事せり。(「泰伯第八」5) (解説) 曾子の回想談。「才能がありながら誇ることなく、才なき者にも優れてい…