【片言 以て獄を折む可き者は、其れ由か】 Vol.293

子曰わく、片言(へんげん) 以て獄(ごく)を折(さだ)む可(べ)き者は、其(そ)れ由(ゆう)か、と。子路、諾(だく)を宿する無し。(「顔淵第十二」12) (解説) 孔子の評価。「一言一句、それを聞いて訴訟の判断をすることができるのは、由であろう」と。子路は、承知したあと、ぐずぐずするようなことはなかった…