依藤セナの休日(無償公開)

朝、目が覚めると、何時もの天井が見える。という訳でもなく、コバルトブルーのサラサラとした生地が目に着く。軽く首を動かしテントの中を見回す。中は二人寝転ぶのがやっとの広さ。設営時に詰め込んだ荷物は無事なようだ。起き上がり、寝袋から片手を放り出してテントの前室へのジッパーを下ろす。ぼーっとする頭を動か…