たったひとりの戦争

野方が好きで、好きっていうか、用事はないのに商店街のあたりを歩いたり喫茶店で煙草の煙を浴びたりするのが好き。いつか野方に住んでみたいと思ってたけど、もうここに住めることはないんだろうなあ、帰り道に紺色と橙のグラデーションになっている境目を見ながらそのように思ったらまあまあ寂しいような気持ちになって…