わたしはロランス

まるで言語を操るように、表現することを身体感覚の内に体得している人。そういう才能を、“天才”と呼びたい。不得手を装わない限り、天才作家は駄作を作り得ない。 ズバ抜けた画作りの“運動神経”でもって、ハイ・テンションとハイ・エモーションが駆け抜ける168分。そんな構図の連なりでストーリーを物語る編集のセンス。…