シルバー・グローブ/銀の惑星

未完のSF超大作にして、ズラウスキーの集大成を見る記念碑的な一作なのではないか。『ポゼッション』の再現を求めては挫折を繰り返した日々も報われるかのようだ。 過去の鑑賞作品に比してもとりわけ難解なストーリーは早々に放棄し、トライバルなビート、哲学的なセンテンスの響きにただ身を任せ、カオスの海へ飛び込めば…