手を見つめるある

いつの頃からか、 あるは、自分の手をじっと見つめるようになりました。 この頃から、目が覚めても、 暫くの間、泣かないことが増えてきました。 目が覚めたら、まずは、自分の手を見つめてみる。 そうして、飽きたところで泣くという新しいルーティンが始まったのです。 起きても泣かずに、あるなりに楽しんでいてくれる…