私小説『昨日のような遠い記憶・唯一のコンパ編』第2話「退院祝い」

<前回の話> endertalker.hatenablog.com [1994年の話・主人公は25歳] 一年で最も寒い2月14日の深夜に救急搬送され、長い間入院していた善晶が退院した。それも、院長に早く退院したいと申し出てやっと退院できた。季節が過ぎてすっかり暑くなっている。 病院に外泊届を出して一緒にカラオケや居酒屋に行ってた親しい看…