明治大正埋蔵本読渉記
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『獣の通る道』 中村八朗
獣の通る道:中村八朗 1958年(昭33)光風社刊。 主人公の鹿沢は、新宿の歓楽街にある喫茶店でバーテンとして働き、終業後は柔道場で汗を流す真面目な青年だが、人に話せない暗い過去があった。新宿は暴力団がはびこる無法地帯で、喫茶店がチンピラがたむろして商売にならないことを警察に相談するが、逆効果になる。そこ…