育成馬臨床医のメモ帳
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12頭のサラブレッド競走馬における第三中手骨骨幹端完全骨折と関連した先行する病変(Grayら2017)
第三中手骨背側には運動により骨が圧迫され、たわむような負荷がかかります。繰り返し負荷がかかることで骨の修復できる以上の障害が続くと骨膜炎が生じ、さらに繰り返しの負荷が継続するとやがて疲労骨折を起こしてしまいます。 特に育成期にはよくみられる疾患で、調教が順調にできない主な原因のひとつとなっています。…