森田剛と藤間爽子、舞台という砂に閉じ込められた男女の本音

1962年に安部公房が上梓し、64年に監督・勅使河原宏によって映画化された名作『砂の女』。砂丘に昆虫採集にやってきた男が、ひょんなことから砂穴に住む女と生活をともにしながら、地上への帰還を試みる土臭い脱出譚は、世界の20以上の言語で翻訳される、現代日本文学を象徴する一作だ。不条理な状況に抗いながらも、次第…