氷の上のさかな
id:Croquis009
「しっとりと 五十路女に 阿闍梨餅」
「美味しいお饅頭があるんですがお好きですか?」 五十路絡みの女性が耳元でそう囁いた。昔からの馴染み客でもある。 「お、おまんじゅう?おまんじゅうにも色々あると思うんだけど…」 僕にはそう答えるのが精一杯だった。 「いやだ、今スケベなこと考えてたでしょ?」 図星だ。いや、というよりも、日頃から思考能力の99…