「どろー」✖、「とぉるぉ~」〇

午後4時。傍らに置いてあるiPhoneの着信音がけたたましく鳴る。この時刻に掛けてくるのは決まって電話魔の奴だ。iPhoneを手に取り画面をみる。そこには大きく二文字「自宅」と表示されていた。 「もしもし…」「あ、お父さん?私、あづ」「うん、わかってる」自宅とかかれた文字からはそれしか想像が出来ない。小中学生には…