余生(29)

※前回 余生(28) - 余生 改札でYさんを見つけるよりも先に、見覚えのある顔を見つけ、私が見続けていると、やがてその人は私に気づいて私の方へやってきた。その人は都内のホテルで営業をしていると、以前聞いたことがあって、おそらく仕事帰りなのだろうと容易に想像がついた。スーツ姿であったがネクタイは締めていなか…