身の上話。⑦

私は大学へ行くつもりで就職活動をしていなかったので、進路は空白になった。親は、相変わらず私を監禁して殴る蹴るや嫌がらぜをして遊ぶつもりだったようだ。私は専門学校の学生課に行った。まずはスーツを着てこいと言われたが、私はスーツを持っていなかった。 成人式のとき、私は、やっと家から出て旧友に会えると思っ…