書痴の廻廊
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関東大震災と親不知の大雪崩 ―北陸びとのこころ―
東京から来た子供ひとりぼんやり空をながめてる空にゃ赤いとんぼいっぱいとんでゐる 大正十二年、関東大震災をテーマに、新潟の小学生が作った歌だ。 平成二十三年、東日本大震災が文字通り列島を震撼させた当時にも、実家の近くのアパートに福島から避難してきた家族があったのを思い出す。 それを痛ましく思えども、ただ…