書痴の廻廊
id:Sanguine-vigore
デモステネスの大雄弁 ―上・修練編―
ギリシャ文学の研究がホメロスを抜きにしては成り立たぬように、当時の雄弁を語る上で、どうしても避けて通れぬ名前がある。 デモステネスがそれである。 (Wikipediaより、デモステネスの胸像) この男がアテネの生んだ最大の雄弁家であることは間違いない。間違いないが、だがしかし、その政治的評価にあたっては、世評…