どうにもマイクロノベル

夏草は空へ帰ろうと、アンテナだかなんだか知らないけれど、どんどんと登っていった。上までたどり着いて、電波になって空を飛ぶか。待てよ、ここから急に歩き出してやれば、人間どもが驚いておもしろいかも知れん。#マイクロノベル 彼らが大騒ぎをして帰ったあと、そこには宝物だったものが残されていた。再び彼らが訪れ…