log_CAMP.txt (カワウソ祭)

0. 轟音。強風。殴りつけるような雨が顔を襲い、呼吸もままならない。私の意識はここから始まり、全く状況に理解が追いつかなかった。耐え難い頭痛。寒さと疲れで強張った足は、まともに歩みを進めてくれない。真っ暗な視界を照らすヘッドライトの光は頼りなく、体を預けていた壁をどうにかつたい歩く。小窓から明かりが漏…