「10.2決戦」の悔しさを糧に― かつてのオリ「切り札」、35歳右腕は復活なるか
走者を背負った場面で飄々とマウンドに上がり、踊るようなサイドスローから投じるストレート、抜群の制球力で鮮やかにピンチの芽を摘み取る。3年前、62試合に登板して驚異の防御率0.79を叩き出し、オリックスの「切り札」と称された投手がいる。今季プロ8年目のシーズンを終えた35歳、比嘉幹貴投手だ。