小説【本能寺への道】明智光秀によろしく 第2話

前回の続きです。お読みいただければ、とっても嬉しいです。 掘っ建て小屋よりましな家 いきなり板戸を開けて入ってきた小柄な女、マサの母親だった。 「あれ、母ちゃん、どうした。怖い顔をして!」 前に入れ替わったとき、怒鳴り込んできた目つきのするどい女だ。 うっそ、オババなしで、このおばさんと渡りあうんかい。…