●実家で、バベルの図書館の『塩の像』(L・ルゴーネス)をたらたら読んでいた。最初の短編「イスール」は、カフカを連想させる(ルゴーネスはカフカより九年はやく生まれた)けど、全体としては、ビオイ=カサーレスに近い感じ。ビオイ=カサーレスよりも線が太くて、ぐいぐいいく感じだけど。 「イスール」と「説明し難い現象」…