2022/07/10

●『煉獄エロイカ』(吉田喜重)。すっかり、吉田的モンタージュにハマってしまっている。 ただ、お話し的には、というか、脚本の構成の仕方としては、当時(1969年)の日本の前衛映画のメソッドに普通に依っている感じではある。たとえば、人物のアイデンティティや役割の曖昧化、現実の多層化(虚実の区別の曖昧化)、過去と現…