にゃんこのいけにえ
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短編小説『2147年のスーベニア』
荒廃した道後温泉に旅行から帰ってきたさとみさんが温泉まんじゅうを職場のみんなに配る。 「へー。まだ温泉まんじゅうは売ってるんですね」と私が言うと「人間色々考えるもんだよねー」とさとみさんは言う。 さとみさんが写真を見せてくれるがさとみさんは常にガスマスクを付けているし、道後温泉はすっかり荒れ果ててい…