エンゲルスが説いた「マルクスの神話」が、再び大衆を支配する危険性(佐藤 優) @gendai_biz

『マルクス―ある十九世紀人の生涯』は米国ミズーリ大学の歴史学者ジョナサン・スパーバーによるカール・マルクスに関する実証主義的手法で書かれた優れた評伝だ。共産主義の提唱者であるマルクスが典型的な19世紀のブルジョア知識人であったということがよくわかる。