池田小事件・宅間守の女性蔑視と大量殺人を生んだ「男らしさ」の呪縛(森田 ゆり)

森田ゆりさんは、2001年6月8日に起きた池田小学校事件の公判を丁寧に傍聴記録してきた。そこで明確に見えてきたのが「男らしさの呪縛」が犯行と深いかかわりがあるということだった。森田さんの最新刊『体罰と戦争』より、ジェンダーと暴力の視点から「宅間守の大量殺人」を論じた章を抜粋して掲載する。