財務事務次官の「まさかの論考」、その主張が目をそらしている「本質的な問題」
財務省の矢野康治財務事務次官が、日本はバラマキ政策に陥っており、このままでは国家財政が破綻するという記事を寄稿した。現職の財務次官が意見を表明するのは極めて異例である。松野博一官房長官は「私的な意見として述べたものだ」と説明しているが、額面通りに受け取る人はいない。財務省にはどのような狙いがあるの…