「東大理三でないとダメ」東大前刺傷事件公判でわかった”医学部への思い込み”に医師が答える(なかの かおり)

大学入学共通テストの受験生ら3人が刺された東大前刺傷事件から1年10ヵ月あまり。10月12日には、殺人未遂罪などに問われた当時17歳の私立高生だった男性(19)の裁判員裁判の初公判が東京地裁(中尾佳久裁判長)で開かれた。公判で少年は起訴事実を認めたが、その言葉や両親らの証言から、自己肯定感が低く、「挫折を挽回…