佐々木漕歌集『天飛む』 | 現代短歌社オンラインショップ powered by BASE

佐々木さんの歌たちに、僕は面従腹背のポエジーを見る。この徒労あふれる不条理の世を、微苦笑の詩で討ち、ひとりの魂の揺らぎが刻印されるのを見る。黒瀬珂瀾第7回現代短歌社賞佳作の著者の第一歌集。スタバこそ悲しきものを夕べまた峠を越えて尋ねゆきたりちゅうしんが私のなかでかたむける五月雨色の椅子に耐え来し妻…