堤防の外側

『時刻表2万キロ』の紀行作家、宮脇俊三の文章術は、ここぞ文章の見せ場と思うところを削ることだそうです。中央公論編集長をつとめた彼のやり方に、権威主義の私が影響を受けないはずがありません。 文章もそうですが、描くときに苦労した、お気に入りの部分はなかなか消しがたいです。でもデジタルなら戻せますので、 …