森崎和江 著『闘いとエロス』月曜社

谷川雁との共感と絶望、伴走と訣別を、闘争内の性暴力事件を中心に描き出し、性と組織の困難に切り込む、読み継がれるべき問題作。初版1970年三一書房刊。資料として谷川への追悼文「反語の中へ」(1995)を付す。解題:大畑凛「困難な書」