Bの話

そんなに赤かっただろうか もう忘れてしまった きみは若く またよく知られた存在である 水が恋しくなる季節 大気圏に首を突きだして そこにきみがいるものだから みんながきみを飲みたがる 口が開くのはそのせいだ 我々の目が潤んでいるのも きみがひとしずくあるからだ きみが死ぬときはみんなわかるだろうと学者は言う …