関内関外日記
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『空海の風景』司馬遼太郎
その1 ASIN:412202076X 筆者はともかくこの稿を書きおえて、なにやら生のあるものの胎内をくぐりぬけてきたような気分も感じている。筆者にとって、あるいはその気分を得るために書きすすめてきたのかもしれず、ひるがえっていえばその気分も、錯覚にすぎないかもしれない。そのほうが、本来零であることを望んだ空海らし…