石牟礼道子/藤原新也『なみだふるはな』を読む

『苦海浄土』三部作を読んでいて、福島の原発でおきていることを思い浮かべずにはおられなかった。その著者である石牟礼道子さんはどう見ているのだろうか。うってつけの本があった。藤原新也との三日にわたる対談だ。藤原新也といえば、おおよその著作というと言い過ぎだけれども、わりと本の山の一角を占めているし、お…