関内関外日記
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おれはシオランを読んだ。おれは無人島にこの本を持っていく(シオラン『カイエ』を読み終わる-02)
おれには「○○を読んだ」と呼べる作家は少ない。唯一セリーヌのみが、全集を読んだよいう意味で「おれはセリーヌを読んだ」と言えるかもしれない。とはいえ、だんだんと苦痛となってきて、しっかり読んだと言えるかはあやしい。ほとんど読んではいるが、いくらか読んでないものもある、という意味では、高橋源一郎、澁澤龍…