カラヴィンカ 遠田潤子

遠田潤子さんの初読みです…どこかで書評か感想を読み、とても面白そうだったので手にしました。 サンスクリット語で“カラヴィンカ”、仏教用語では“迦陵頻伽”…上半身が人で下半身が鳥という想像上の生物をいい、美声の持ち主の喩えにも使われるようです。 本作では、その美声で人を魅了する歌手である主人公、実菓子を指し…